こんにちは、ゆきです。
皆さんは「食べる瞑想」を、ご存知ですか?
私が初めて食べる瞑想を知ったのは、数年前、マインドフルネスの講座に参加した時のこと。
言葉自体も初めてで、「食べながら瞑想って出来るの?」と不思議に思いました。
実際に体験してみて感じたのは、「食べ物」と、そこに関わる人や環境への感謝の気持ちでした。
初めての「食べる瞑想」
講座では、「干し葡萄」を使って実践。
まずは、手のひらに干し葡萄を一粒のせて観察します。
色や形、大きさなどをじっくり観察し、香りも嗅いでみます。
その後、初めて口の中に入れます。
と言っても、すぐには食べません。
舌の上にのせて、じっとして…。
干し葡萄の感触を感じてみます。
目を閉じて、干し葡萄と向き合うこと数秒。
少しづつ、干し葡萄の甘みが舌の上に広がりはじめます。
それから、ゆっくりと味わいながら頂きました。
すべての感覚を研ぎ澄ませて
「干し葡萄って、こんなに甘いんだ〜!」
今まで、なんとなく食べていた干し葡萄に愛情が芽生えるほどの感動。
「今までゴメンよ〜」
そんな感情が浮かんだりして。
この時まで、一つの食べ物に集中して感じる体験って、なかったと思います。
食べ物への感謝。
私の元に来てくれたことへの感謝。
その食べ物を作り運んでくれるなど、そこに関わった人たちへの感謝。
自然への感謝。
いろんな「ありがとう」の気持ちが、溢れてきたこと。
「食べ物を無駄にしないように、大切にしよう」
そう誓ったことを覚えています。
食べる瞑想の効果
実際に、どんな効果があるのか調べてみると…。
- 食べ物の味や香りを楽しむことが出来る
- 食べ過ぎ防止
- 消化に負担がかかりにくい
- 脂肪を溜め込みにくくなる
- 自律神経が整う
食べることに集中することで、こんなに嬉しい効果が得られるんですね。
私の一挙両得
私は一人で食事をするとき、出来るだけ「ながら食べ」をしないようにしています。
最初は、情報のデトックスが目的だったのですが、これが自然と食べる瞑想に繋がっていることに気づいたんです。
私にとっては、二つの良い効果が得られて、とても穏やかでいられます。
最後に
「食べること」を大切にすることは、「自分を大切にすること」につながります。
毎食とはいかなくても、余裕のあるとき、最初の一口だけでも。
楽しみながら、試してみてはいかがですか。